歯周病があっても入れ歯は作れる!治療実績豊富な専門医による連携治療

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やはた歯科ブログ

入れ歯
2025/11/10

歯周病があっても入れ歯は作れる!治療実績豊富な専門医による連携治療

「歯周病で歯を失ったけど、本当に自分に合う入れ歯は作れるの?」「歯周病が治っていないのに、新しい入れ歯を作っても大丈夫?」

このような不安を抱えている方は非常に多くいらっしゃいます。確かに、歯周病が進行している状態では、一般的な歯科医院では適切な入れ歯治療への移行が困難とされることもあります。

しかし、ご安心ください。この記事では、歯周病によって歯を失った方や現在歯周病治療中の方が、「まず歯周病を徹底的に改善し、その後で最適な入れ歯治療へ移行する」ための、専門的なアプローチについて詳しく解説していきます!

そもそも歯周病とは何か!?入れ歯との深い関係性

まずは、あなたが向き合っている歯周病という病気と、入れ歯治療の関係について理解を深めていきましょう。

歯周病が進行する仕組みとは?

歯周病とは、歯と歯茎のすき間(歯周ポケット)から侵入した細菌が、歯周組織に炎症を引き起こす病気のことです。初期段階は歯肉炎と呼ばれ、歯肉にのみ炎症が起きますが、進行すると歯を支える歯槽骨(しそうこつ)が溶けてしまい、歯がグラグラになる「歯周炎」へと移行してしまいます。

歯周病の最も一般的な原因は、細菌の塊であるプラーク(歯垢)です。プラークが石灰化して歯石になると、通常のブラッシングでは除去できず、歯科医院でのクリーニングが必要となります。

歯周病と入れ歯の「知られざる危険な関係」

あなたがもし部分入れ歯を使用している場合、特に注意が必要です。入れ歯そのものが、歯周病を悪化させるリスクがあるという点です。

例えば、一般的な部分入れ歯の金具(クラスプ)部分にはバイオフィルムが形成されやすく、これが残っている天然歯の周辺にも影響を及ぼし、歯周病を進行させる危険性があるのです。

さらに、合わない入れ歯を使い続けると、噛む際にかかる圧力が歯肉に集中し、血流が悪化して炎症を引き起こす可能性も指摘されています。

このように、入れ歯を快適に、そして長く使い続けるためには、残っているご自身の歯と歯茎の健康状態を最大限に良好に保つことが最も重要なのです。

歯周病がある方が「最適な入れ歯」を手に入れるための大原則

では、歯周病で歯を失った、あるいは残りの歯が不安定な方が、理想的な入れ歯を手に入れるためには、どのような治療プロセスが必要なのでしょうか?

従来の補綴治療 vs. 専門的な「連携治療」の画期的な違い

治療アプローチ 従来の治療 専門連携治療
治療の進め方 歯周病治療が完全に終了してから補綴治療を開始 歯周病治療と補綴治療を並行して連携させながら進行
重症例への対応 治療期間が長期化し、咬合機能の回復が遅れる 早期から咬合支持を確立し、治癒を促進
専門医の関与 一般歯科医による単独治療 歯周病専門医と補綴専門医によるチーム医療

従来の治療では、歯周病の炎症が完全に治癒した後でなければ、最終的な補綴歯科治療(入れ歯や被せ物)を行うことが制限されていました。

しかし、重度の歯周病患者の場合、歯周組織の破壊によって歯の動揺や欠損が生じており、通常の咬合力でも歯周組織に外傷力として働き、病変を悪化させる二次性咬合性外傷を招きかねません。

専門医によるチーム医療の圧倒的な価値

歯周病の進行度は、細菌感染だけでなく、噛み合わせの力のバランスの悪さも重要な原因となります。このため、入れ歯の治療計画を立てるには、歯周病の専門知識と、咬合(噛み合わせ)を含む高度な補綴治療の知識の両方が不可欠です。

専門医連携による治療のメリット:

  • 日本歯周病学会認定歯周病専門医による科学的根拠に基づいた歯周治療
  • 日本補綴歯科学会認定補綴歯科専門医による高精度な咬合設計
  • 「歯周補綴」という高度な専門分野での治療が可能
  • 単に歯石を取るだけでは治らない根本原因の除去・改善
  • 将来を見据えた長期安定性の高い治療計画

段階的な治療ステップ:確実な治癒から最高品質の入れ歯へ!

ここからは、実際に専門的な連携治療がどのように進められるのかを、段階的に詳しく見ていきましょう。

ステップ1:徹底的な歯周基本治療

「歯周病がある歯でも可能な限り残したい!」とお考えの方には、まず歯周病の原因そのものを取り除く歯周基本治療が不可欠です。

1. TBI(歯磨き指導)とプラークコントロール
歯周病治療の成功は、患者さん自身の日頃のブラッシングにかかっています。必要に応じて唾液検査による細菌検査も行い、細菌の状態をモニタリングしながらプラークコントロールを指導していきます。

2. スケーリング・ルートプレーニング(SRP)
歯周病の原因因子を排除するため、歯周ポケット内部の歯垢や歯石を徹底的に除去します。軽度な歯周炎であれば、この基本治療だけで治癒することもあります。

3. 咬合力のコントロール(暫間固定・咬合調整)
歯周病により動揺がある歯に対して、炎症のコントロールと並行して、咬合力の軽減と分散を図ります。暫間固定や咬合調整により、歯周組織へのダメージを最小限に抑えます。

ステップ2:「治癒」の確認と「早期補綴」の検討

歯周基本治療が終了した後、歯科医師は口腔内の再評価(再検査)を行います。炎症がコントロールできているか、歯周組織が安定しているかを厳密に確認するのです。

炎症の改善目標: 臨床的な炎症の兆候(発赤、腫脹、出血、排膿など)がなくなり、中長期的に歯周組織の付着の喪失が抑止できている状態が求められます。プロービング時の出血(BOP)がないことが、改善基準の一つとされています。

全ての炎症がコントロールでき、歯周組織の安定が確認できてから、最終的な入れ歯治療(補綴治療)へと移行することが基本となります。

特別なケース:早期補綴治療
咬合性外傷の関与が強く疑われる重症例など、特定の条件を満たす場合には、歯周治療を効果的に進めるため、通常よりも早い時期に最終的な補綴装置を装着する「早期補綴治療」が選択される場合もあります。

ステップ3:最高の噛み合わせを実現する「超精密入れ歯」の製作

歯周組織が安定し、お口の土台が整った後で、初めてあなたに最適な入れ歯(最終補綴装置)の製作へと進みます。

特に、総入れ歯を検討されている方には、世界的な超精密義歯製作システムであるBPSデンチャーがおすすめです。

BPSデンチャーの特徴 患者様への価値
閉口機能印象による精密な型採り 顎や筋肉の動きを正確に再現でき、違和感が圧倒的に少ない装着感
公認歯科技工士が診療に立ち会い、詳細な検査と調整を実施 経験や目測ではなく、精密なデータに基づき、噛むときの歯の位置や力を正確に再現
高密度の特殊素材(イボカップ)を使用 気泡が入りにくく、入れ歯独特の口臭を減らすことが可能

入れ歯の寿命を最大限に延ばす!治療後のメンテナンスの重要性

せっかく専門治療で素晴らしい入れ歯を手に入れたとしても、その後の維持管理が不可欠です。どのようなことに気をつければ良いのでしょうか?

最高の入れ歯を長く快適に使うための秘訣

入れ歯は、使用している間に顎の骨が痩せて歯茎の形が変わるため、経年とともに合わなくなってきます。長く快適に使い続けるためには、歯科医院での定期的なメンテナンス(定期検診)を受けることが非常に重要です。

定期メンテナンスで行われること:

  • 入れ歯の適合性チェックと調整
  • 残存歯の歯周病検査とクリーニング
  • 粘膜のマッサージと口腔機能の確認
  • 咬合バランスの確認と調整
  • 口腔衛生指導の再確認

また、普段のお手入れとしては、毎食後に必ず入れ歯を外し、入れ歯用ハブラシと洗浄剤で清潔に保つようにしましょう。

まとめ:全身の健康と笑顔のために、まずはご相談ください

歯周病は成人以降に歯を失う主要な原因の一つであり、その治療と予防は口腔機能の維持に不可欠です。

歯周病によって歯を失ってしまったとしても、徹底した歯周病治療と、高度な知識を持つ専門医による連携治療によって、最適な入れ歯を製作することは十分に可能です。適合に優れた高精度の入れ歯は、正しい位置でしっかり噛める理想的な噛み合わせを取り戻し、全身の健康維持にもつながります。

あなたがもし、「治るかどうか分からない」「自分に合う入れ歯が見つからない」とお悩みであれば、まずは個別のご相談から始めてみましょう。

この記事の監修

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八幡 智裕(やはた ともひろ)

当院は、平成10年10月、姫路市勝原区や網干区、太子町の患者様が多い歯科医院です。おかげさまで開院当初から、たくさんの患者様にご来院いただいています。「第一に患者様のことを考えた治療を行うこと」を何より大切にしており、患者さんとの相互理解を重要視し、患者様にご満足いただけるよう医院作りに努めています。

所属学会・研修会

日本歯科医師会 会員/兵庫県歯科医師会 会員/姫路歯科医師会 会員/国際歯周内科学研究会 会員/JPDA 有床義歯学会 会員/研修会筒井塾 咬合療法コース/山田先生エンドベーシックコース/大阪SJCDベーシックコース/大阪SJCDレギュラーコース/OSIインプラントセミナー/S.O.R.Gベーシックコース/JACID インプラント100hコース/CALLベーシックセミナー

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