トップページ > やはた歯科ブログ > 虫歯を放置すればどうなるか?
やはた歯科ブログ
- 虫歯
- 2017/05/02
虫歯を放置すればどうなるか?
姫路市の網干駅近くの勝原区で歯科医院をしています八幡です。今回は虫歯を放置したらどうなるのかについて説明したします。虫歯を放置すると虫歯がさらに深くなります。
そのことによって、歯の神経が露出してしまい、痛みが生じてくるようになるのです。
また、そのような状態になった神経のある虫歯を放置すると、今度は虫歯が神経に到達して、より強い痛みが生じやすくなります。そうなると、歯の痛みが我慢できないほど強くなりますので、歯医者で治療をしてもらう必要があります。場合によっては抜歯が必要となります。
虫歯を放置すると、歯の状態が段々と悪くなっていきます。さらに虫歯が進行すると、今度は歯の神経が死んでしまいます。その状態になると非常に進行している状態ということになります。その状態を更に放置してしまうと、顎の骨の中に今度は膿がたまってきます。そうなると、その周りの歯茎は腫れあがってきます。この時はかなり痛くなります。ひどい場合には口が開かなくなり、食べ物を噛むことは不可能という状態までなる場合もあり、高熱が生じる場合もあります。すぐに歯医者で、歯茎を切開してもらって、中にたまった膿を出してもらう処置が必要になります。
また、奥歯にできた虫歯は放置すると噛み合わせに影響がでる場合もあります。そのことが原因で、顎関節症になるというリスクもあります。かみ合わせの変化は体調不良の原因になるともいわれ、内科などを受診しても原因はわからず、原因不明の体調不良につながる場合や耳鳴りなどの耳鼻科系の疾患を発症させる原因となり、骨格のバランスが変化して、体格や顔の形の変化につながることもあります。
上顎の奥側の虫歯の放置は耳鼻科系の疾患である副鼻腔炎になるリスクがあるといわれています。そして、虫歯の細菌が歯の根を経由して、根先から位置的に近い副鼻腔に侵入することで、副鼻腔に炎症が起きてしまい、副鼻腔炎になることもあるのです。
首の付け根が重かったり、頭痛がしたりする場合は副鼻腔炎が起こっている可能性があります。副鼻腔炎になると、抗生剤を服用して副鼻腔炎の治療を受けながら、歯の根を消毒してもらうという治療を受ける必要があります。
副鼻腔炎になると、ひどくなると頭痛や副鼻腔の内圧が高まり、違和感が強くなります。そのことで、眉間の奥にある空洞などの神経が圧迫されて、ひどい頭痛につながります。目の周りに違和感のある痛みや、口臭なども強くなったりするという影響も指摘されています。思いあたる人は早めに歯科医院の受診をお勧めいたします。