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やはた歯科ブログ
- 入れ歯
- 2025/08/14
BPSデンチャーについて
入れ歯を使用されている多くの方が、日常生活の中で様々な悩みを抱えていらっしゃいます。「硬いものが噛めない」「話している最中に外れそうになる」「痛みや違和感がある」といった問題は、食事の楽しみや人との会話を制限し、生活の質を大きく左下させてしまいます。
そんな従来の入れ歯の問題を解決するために開発されたのがBPSデンチャーです。綿密にシステム化された独自の作製工程によって作られるBPSデンチャーは、作製者による品質の差がほとんどないのが大きな特徴となっています。
顎や筋肉の動き、咬合力や噛み合わせなど、患者様の状態を詳細にチェックしたうえで作製されるため、噛むときの歯の位置や力を正確に再現できます。その結果、一般的な入れ歯に比べて、装着時の違和感が圧倒的に少ないというメリットを実現しているのです。
BPSデンチャーの基本概念
BPSデンチャーシステムの最大の特徴は、基本的に4つのステップで型取りから装着までが行われる点にあります。それぞれのステップで、しっかりとした規格が決められているため、ミスも起こりにくく、4回の診療でほとんどの方の義歯が完成しております。
従来の入れ歯作製では、技工士の経験や技術力によって仕上がりに大きな差が生まれてしまうことがありました。しかし、BPSデンチャーでは作業手順がシステム化されているため、作製者のスキルや経験などに左右されることがなく、安定した品質の義歯が作成可能です。
また、BPSデンチャーの作成に携わることができるのは、BPS認定医やBPS認定技工士のみとなっています。この専門性の高い体制により、患者様一人ひとりの口腔内の状態に最適化された、高品質な義歯を提供することが可能になっているのです。
BPSデンチャーの3つの主要特徴
口の自然な動きに対応できる
人は開口時と閉口時で、口腔内の粘膜の形態が変化します。一般的な入れ歯の場合、開口時に上下別々に型を採るため、口を閉じた時に不自然な状態になることがありました。
BPSデンチャーは、口を閉じた状態で行う「閉口機能印象」での型採りが可能です。閉口状態での咬合採得ができるので、顎の上下の位置関係、中心位、咬合高経なども同時に確認できるのがポイントです。
技師の経験や目測ではなく、精密なデータで調整ができるため、患者様ご自身の歯に近い自然な動きに対応できます。この革新的な技術により、口の開閉や会話、食事といった日常的な動作において、より自然で快適な装着感を実現しています。
高品質な素材
BPSデンチャーでは、天然歯のように美しい透明感のある見た目を実現するため、歯間やサイズなどにこだわった審美性の高いフォナレス人工歯を使用しています。この人工歯により、入れ歯であることを感じさせない、自然で美しい口元を演出することができます。
また、歯肉部分に使用しているイボカップ(加熱加圧精密重合レジン)は、温度による変化が非常に少ないため、作成時の誤差が少なく吸着性が高くなります。
さらに注目すべきは、イボカップが高密度で気泡が入りにくいことから、入れ歯独特の口臭を減らすことが可能という点です。これにより、人との会話や食事の際により自信を持って過ごすことができるようになります。
高いフィット感
一般的な入れ歯は、一度しか型採りをしません。しかし、BPSデンチャーでは公認歯科技工士が患者様のご要望を聞きながら、お口を開閉したり、様々な表情をしていただいたりして、実際にお口を使っているような状態を作りながら動的な型採りをします。
筋肉の動きや咬み合わせなどを確認しながら作成するので、高いフィット感を得られるのです。この徹底したアプローチにより、患者様の口腔内の動きに完全にフィットした義歯が完成します。
これらの特徴のおかげで、「よく咬める」「痛くない」「外れない」「見た目が美しい」総入れ歯ができあがります。
BPSデンチャーがオススメな方
BPSデンチャーは、特に以下のような悩みをお持ちの方におすすめです:
今までの入れ歯で違和感や、痛みを感じる方は、BPSデンチャーの精密な型採りと高品質な素材により、快適な装着感を得ることができます。
口を開けると入れ歯が外れてしまう方には、動的な型採りによる高いフィット感が大きな改善をもたらします。会話や笑顔に自信を持てるようになるでしょう。
口もとが寂しく、若々しくしたいと望む方には、審美性の高いフォナレス人工歯による自然で美しい見た目が理想的です。
たくあん、奈良漬けなどが上手に食べられない方や食事をしっかりと楽しみたい方には、精密な咬合調整により、硬い食べ物でもしっかりと噛むことができる機能性を提供します。
会話や歌などを楽しみ、より豊かな人生にしたいと願う方にとって、BPSデンチャーは日常生活の質を大幅に向上させる選択肢となるでしょう。
BPSデンチャー作製の詳細な流れ
1回目の診療
1. 診査: 顎の骨と粘膜の状態を詳細に診査します。
2. 一次印象: 専用のトレーと印象剤を使用し、顎の形を正確に採取します。
3. 一次咬合採得: 中心位を簡単に採得できる「セントリックトレー」を用いて、咬み合わせの仮の高さと上下の位置関係を採ります。
1回目に採得した印象とセントリックトレーの記録を元に、BPS認定技工所が「ナソメーター付の個人用トレー」のついた模型を作成します。
2回目の診療
公認歯科技工士が立ち会いのもと、患者様の要望をお伺いしながら、お口の開閉した時の状態、会話する際の口元の動き、噛んだ時にかかる力の具合などまで詳しく検査していきます。技師の経験や目測ではなく、精密なデータで作ることが大切です。
1. 閉口機能印象: 作成した「ナソメーター付の個人用トレー」を使用し、閉じた状態でのお口の中の運動に即した精密な印象を採ります。
2. 自然な顎の高さの測定: 患者様の口元の高さを発音で決定し、自然な顎の高さを測定します。
3. 精密な咬み合せの採得: 専用の印象剤を使用して患者様ご自身に口の周りを動かしていただき、生理的・機能的な型を採得します。
2回目までに採得したデータを元に、BPS認定技工所では模型を分析し、生体の機能に合わせた歯の位置を決定します。その後、人工歯を模型上に並べ、蝋義歯(ろうぎし)という完成に近い形の義歯を作成するのです。
3回目の診療
3回目では、できあがった蝋義歯を患者様の口腔内に仮にセットしてみて、咬み合わせのズレなどがないか、審美性はどうかなどを確認します。
この結果を元に、技工所に戻した蝋義歯を超精密重合装置「イボカップ」にて精密重合を行い、義歯を仕上げて納品してもらいます。
4回目の診療
完成したBPS総義歯を患者様のお口にセットします。
この段階で調整を行うことは、ほとんどありません。お口を大きく開けていただいても入れ歯が落ちてこないことはもちろん、下の入れ歯も浮き上がるといった違和感がなく安定した状態です。
装着後のサポートとメンテナンス
BPSデンチャーは装着後のケアも充実しています。完成品を装着した翌日か翌々日にご来院いただき、お口の中の状態を確認します。その後、さらに一週間後にも再確認をさせていただき、安定しているようならば、そこからは3ヶ月に一度の定期検診および必要に応じた微調整を行います。
長く大切に使っていただきたいものだからこそ、姫路市にある当院では定期検診をお薦めしております。この継続的なサポートにより、BPSデンチャーの品質を長期間維持し、患者様の快適な生活を支え続けることができるのです。
まとめ
BPSデンチャーは、従来の入れ歯の問題を根本的に解決する革新的なシステムです。綿密にシステム化された作製工程、高品質な素材の使用、精密なデータに基づく調整により、「よく咬める」「痛くない」「外れない」「見た目が美しい」総入れ歯を実現します。
BPS認定医とBPS認定技工士による専門的な技術と、患者様一人ひとりの状態に合わせた細やかな対応により、これまで入れ歯の悩みで制限されていた食事や会話を心から楽しめるようになります。
入れ歯に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度専門医にご相談ください。BPSデンチャーが、あなたの生活の質を大幅に向上させる選択肢となるかもしれません。

この記事の監修

八幡 智裕(やはた ともひろ)
当院は、平成10年10月、姫路市勝原区や網干区、太子町の患者様が多い歯科医院です。おかげさまで開院当初から、たくさんの患者様にご来院いただいています。「第一に患者様のことを考えた治療を行うこと」を何より大切にしており、患者さんとの相互理解を重要視し、患者様にご満足いただけるよう医院作りに努めています。
所属学会・研修会
日本歯科医師会 会員/兵庫県歯科医師会 会員/姫路歯科医師会 会員/国際歯周内科学研究会 会員/JPDA 有床義歯学会 会員/研修会筒井塾 咬合療法コース/山田先生エンドベーシックコース/大阪SJCDベーシックコース/大阪SJCDレギュラーコース/OSIインプラントセミナー/S.O.R.Gベーシックコース/JACID インプラント100hコース/CALLベーシックセミナー