本格的な入れ歯を作りたい方にオススメです
BPSデンチャーについて
綿密にシステム化された独自の作製工程によって作られるBPSデンチャーは、作製者による品質の差がほとんどないのが特徴です。
顎や筋肉の動き、咬合力や噛み合わせなど、患者様の状態を詳細にチェックしたうえで作製されるため、噛むときの歯の位置や力を正確に再現できます。
一般的な入れ歯に比べて、装着時の違和感が圧倒的に少ないのがメリットです。
BPSデンチャーの主な特徴
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- 01 口の自然な動きに対応できる
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人は開口時と閉口時で、口腔内の粘膜の形態が変化します。一般的な入れ歯の場合、開口時に上下別々に型を採るため、口を閉じた時に不自然な状態になることがありました。
BPSデンチャーは、口を閉じた状態で行う「閉口機能印象」での型採りが可能です。閉口状態での咬合採得ができるので、顎の上下の位置関係、中心位、咬合高経なども同時に確認できるのがポイントです。技師の経験や目測ではなく、精密なデータで調整ができるため患者様ご自身の歯に近い自然な動きに対応できます。
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- 02 高品質な素材
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天然歯のように美しい透明感のある見た目、歯間やサイズなどにこだわった審美性の高いフォナレス人工歯を使用しています。また、歯肉部分に使用しているイボカップ(加熱加圧精密重合レジン)は、温度による変化が非常に少ないため、作成時の誤差が少なく吸着性が高くなります。高密度で気泡が入りにくいことから、入れ歯独特の口臭を減らすことが可能です。
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- 03 高いフィット感
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一般的な入れ歯は、一度しか型採りをしません。しかし、BPSデンチャーは公認歯科技工士が患者様のご要望を聞きながら、お口を開閉したり、様々な表情をしていただいたりして、実際にお口を使っているような状態を作りながら動的な型採りします。筋肉の動きや咬み合わせなどを確認しながら作成するので、高いフィット感を得られるのです。
これらの特徴のおかげで、「よく咬める」「痛くない」「外れない」「見た目が美しい」総入れ歯ができあがります。
- 今までの入れ歯で違和感や、痛みを感じる方
- 口を開けると入れ歯が外れてしまう方
- 口もとが寂しく、若々しくしたいと望む方
- たくあん、奈良漬けなどが上手に食べられない方
- 食事をしっかりと楽しみたい方
- 会話や歌などを楽しみ、より豊かな人生にしたいと願う方
BPSデンチャーによる総義歯製作の流れ
BPSデンチャーシステムは、基本的に4つのステップで型取りから装着までが行われています。それぞれのステップで、しっかりとした規格が決められているため、ミスも起こりにくく、4回の診療でほとんどの方の義歯が完成しております。
また、BPSデンチャーの作成に携わることができるのは、BPS認定医やBPS認定技工士のみとなっています。作業手順がシステム化されているため、作製者のスキルや経験などに左右されることがなく、安定した品質の義歯が作成可能です。
1回目
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- 1.診査
- 顎の骨と粘膜の状態を診査します。
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- 2.一次印象
- 専用のトレーと印象剤を使用し、顎の形を採取します。
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- 3.一次咬合採得
- 中心位を簡単に採得できる「セントリックトレー」を用いて、咬み合わせの仮の高さと上下の位置関係を採ります。
- 1回目に採得した印象とセントリックトレーの記録を元にBPS認定技工所が「ナソメーター付の個人用トレー」のついた模型を作成します。
2回目
公認歯科技工士が立ち会いのもと、患者様の要望をお伺いしながら、お口の開閉した時の状態、会話する際の口元の動き、噛んだ時にかかる力の具合などまで詳しく検査していきます。技師の経験や目測ではなく、精密なデータで作ることが大切です。
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- 1.閉口機能印象
- 作成した「ナソメーター付の個人用トレー」を使用し、閉じた状態でのお口の中の運動に即した精密な印象を採ります。口を閉じた状態での印象採得になりますので、違和感のない咬合の義歯ができあがります。
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- 2.自然な顎の高さの測定
- 患者様の口元の高さを発音で決定し、自然な顎の高さを測定します。
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- 3.精密な咬み合せの採得
- 専用の印象剤を使用して患者様ご自身に口の周りを動かしていただき、生理的・機能的な型を採得します。この事により、より精密な動きに即した印象を採ることが可能です。また、人工歯はガイドにそって決定します。
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これより後の作業は、BPS公認歯科技師が技工所にて行います。
2回目までに採得したデータを元に、BPS認定技工所では模型を分析し、生体の機能に合わせた歯の位置を決定します。その後、人工歯を模型上に並べ、蝋義歯(ろうぎし)という完成に近い形の義歯を作成するのです。
3回目
3回目では、できあがった蝋義歯を、患者様の口腔内に仮にセットしてみて、咬み合わせのズレなどがないか、審美性はどうかなどを確認します。
この結果を元に、技工所に戻した蝋義歯を超精密重合装置「イボカップ」にて精密重合を行い、義歯を仕上げて納品してもらいます。
4回目
完成したBPS総義歯を患者様のお口にセットします。
この段階で調整を行うことは、ほとんどありません。お口を大きく開けていただいても入れ歯が落ちてこないことはもちろん、下の入れ歯も浮き上がるといった違和感がなく安定した状態です。
装着後の診察
完成品を装着した翌日か翌々日にご来院いただき、お口の中の状態を確認します。その後、さらに一週間後にも再確認をさせていただき、安定しているようならば、そこからは3ヶ月に一度の定期検診および必要に応じた微調整を行います。
長く大切に使っていただきたいものだからこそ、姫路市にある当院では定期検診をお薦めしております。