入れ歯のメンテナンス・お手入れ
入れ歯というのは、最初は快適に使えていても、経年とともに合わなくなってきます。これは、入れ歯そのものが変形するのではなく、顎の骨が痩せることで歯ぐきの形が変わってしまうからです。歯があれば、噛んだときの刺激が顎の骨に伝わるために顎の骨は痩せにくいのですが、歯が抜けて入れ歯になると噛んだときの刺激が伝わらなくなり、顎の骨が痩せていってしまうのです。
合わなくなった入れ歯をそのまま使っていると、様々な弊害が現れてきます。長く快適に入れ歯を使い続けていくためには、歯科医院で定期健診を受けることが重要です。億劫になりがちですが、できるだけ足を運ぶようにしましょう。また、合わなくなってきたからといって自分で削ったり、曲げたりするのは絶対におやめください。入れ歯が変形して、かえって噛み合わせが悪くなってしまいます。気になることがございましたら姫路市やはた歯科入れ歯・義歯専門治療までお気軽にご相談ください。
普段のお手入れ
入れ歯を快適に使い続けていくためには、普段のお手入れも大切です。お手入れを怠ると、長持ちしないばかりでなく、汚れが溜まって嫌な臭いがするようになります。さらに、口のなかに炎症(義歯性口内炎)を起こしてしまうこともあるため注意が必要です。
入れ歯の洗浄
毎食後は必ず入れ歯を外して、入れ歯用ハブラシで洗浄するようにしましょう。このとき、歯磨き剤は付けないでください。水を流しながら、軽く食べカスを取り除く程度で十分です。
歯や歯ぐきのお手入れも
入れ歯をしている人は、入れ歯をしていない人に比べて口腔内が汚れやすい状態にあります。入れ歯だけでなく、歯や歯ぐきの清掃も怠らないようにしましょう。きれいな口腔内環境を保つことは虫歯・歯周病の予防につながり、結果として、入れ歯をより長く快適に使うことができるのです。当院では必要に応じて歯科衛生士が粘膜のマッサージを行います。
寝ている間に消毒を
1日使った入れ歯には、目に見えなくてもたくさんの汚れが付いています。基本的に寝るときは入れ歯を外して、入れ歯洗浄剤を溶かした水に一晩浸すようにしましょう。寝ているときに入れ歯を外すことでかえって顎が疲れるという方も、1日のうちの数時間は入れ歯を外してきれいにすることが大切です。
やはた歯科がオススメするお手入れ用品
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入れ歯洗浄剤ピカ / ロート製薬
770円(税込) -
ライオデント義歯ブラシ /
ライオン
400円(税込) -
入れ歯洗浄剤 ポリデントフレッシュクレンズ / ジーシー
1,160円(税込)
※ 入れ歯のお手入れ用品をご希望の方はお気軽にスタッフまでお申し付けください。
入れ歯の使いはじめに ~食べやすいものから慣れましょう~
入れ歯を使いはじめは、どうしても食べにくいものがあります。以下を参考にして、食べやすいものから慣れていくことが大切です。
合わない入れ歯でお悩みの方へ
このような方は、入れ歯の調整・交換をご検討ください。たまに、我慢しながら使い続ける方がいらっしゃいますが、口腔内の病気を引き起こすリスクもありますので、早めに歯科医院に相談するようにしましょう。入れ歯は、定期的にメンテナンス・調整を行うことで、長年にわたって快適に使っていくことができます。