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やはた歯科ブログ
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- 2026/03/29
ご家族の入れ歯から嫌な臭いがする?入れ歯の口臭原因と正しい洗浄方法
「最近、親と会話していると口臭が気になる……」 「もしかして、入れ歯が臭っているのかも?」
入れ歯の方の口臭の原因は、実は「入れ歯のお手入れ不足」や「入れ歯の劣化」にあることが少なくありません。
この記事では、ご家族の入れ歯から嫌な臭いが発生する原因と、ご家庭でできる正しい洗浄方法、そして歯科医院を頼るべきサインについて分かりやすく解説します。
1. なぜ?入れ歯から嫌な臭いがする4つの原因
入れ歯の臭いは、単なる「食べかすの腐敗臭」だけではありません。主な原因は以下の4つです。
① デンチャープラーク(入れ歯の歯垢)の増殖
ご自身の歯と同じように、入れ歯にも細菌の塊である「プラーク」が付着します。これを放置すると、お口の中に常在する「カンジダ菌(カビの一種)」などが繁殖し、強烈な悪臭を放ちます。
② 入れ歯の素材の性質
保険適用の入れ歯の土台(ピンク色の部分)は、「レジン」というプラスチック樹脂で作られています。この素材には目に見えない無数の細かい穴が開いており、水分と一緒に汚れや臭いを吸収しやすい性質があります。
③ ドライマウス(唾液の減少)
加齢や薬の副作用などにより、唾液の分泌量が減ることがあります。唾液にはお口の中の細菌を洗い流す「自浄作用」があるため、唾液が減るとお口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなって口臭が強くなります。
④ 入れ歯自体の「劣化」
長年使い続けている入れ歯は、毎日の食事やブラッシングの摩擦で、表面に無数の細かい傷がついています。そこに細菌が入り込んだり、素材の奥深くに臭いが染み付いたりしてしまうと、いくら毎日洗っても臭いが取れなくなります。また、磨き残しが石のように固まった「入れ歯の歯石」がこびりついていることもあります。
2. 臭いを防ぐ!正しい入れ歯の洗浄・お手入れ方法
入れ歯を清潔に保つためには、「物理的な汚れを落とすこと」と「化学的に除菌すること」の両方が必要です。ご家族が正しいお手入れできているか、一緒に確認してみましょう。
【毎食後のお手入れ】流水とブラシで汚れを落とす
- 必ず口から外す: 入れ歯は必ず外してから洗います。落として割らないよう、水を張った洗面器などの上で洗うのがおすすめです。
- 義歯用ブラシで磨く: 入れ歯専用のブラシを使い、流水にあてながら優しく汚れを落とします。歯と歯の間、歯茎に接するくぼみ、金属のバネの周りは特に汚れが溜まりやすいので丁寧に磨きます。
【1日1回(就寝前)のお手入れ】洗浄剤でしっかり除菌
- つけ置き洗い: ぬるま湯(40℃程度)に市販の入れ歯用洗浄剤を入れ、規定の時間(または一晩)入れ歯をつけ置きします。これにより、ブラシでは届かない見えない細菌やカビを除菌・消臭します。
- しっかりすすぐ: 翌朝、洗浄剤から取り出したら、流水で浮き上がった汚れや洗浄剤の成分をしっかりと洗い流してから装着します。
3. 【要注意】やってはいけないNGなお手入れ
ご本人が「良かれと思って」やっているお手入れが、実は入れ歯を傷め、かえって口臭を悪化させていることがあります。
- ❌ 普通の「歯磨き粉」で磨く 一般的な歯磨き粉には「研磨剤」が含まれています。これでプラスチックの入れ歯を磨くと細かい傷がつき、そこに細菌が入り込んで強烈な臭いの原因になります。必ず何もつけずに水洗いするか、入れ歯専用の泡ハミガキを使用してください。
- ❌ 熱湯で洗う・煮沸消毒する 入れ歯は熱に弱いため、熱湯(60℃以上)をかけると変形したりひび割れたりして、お口に合わなくなってしまいます。
- ❌ 乾燥させる プラスチック素材は乾燥に弱いため、外しておく時は必ず水または洗浄液を入れた専用ケースに保管しましょう。
4. 洗っても臭いが取れない時は「歯科医院」へ
「毎日洗浄剤につけているのに、どうしても臭いが気になる……」 「入れ歯の表面がザラザラしている、黒ずんでいる」
このような場合は、ご家族のお手入れ不足ではなく、入れ歯自体の寿命(劣化)が原因である可能性が高いです。一般的なプラスチック製入れ歯の寿命は3〜5年程度と言われています。
劣化した入れ歯の臭いは、ご家庭のケアでは落としきれません。早めに歯科医院を受診し、専用の機械で表面をツルツルに研磨してもらったり、こびりついた歯石を取ってもらったりしましょう。状態によっては、新しく作り直すことで劇的に口臭が改善し、噛み合わせも良くなります。
おわりに:ご家族のサポートで快適な毎日を
口臭はデリケートな問題ですが、「最近、入れ歯の調子はどう?」「こんな洗浄剤があるみたいだよ」と、お手入れの話題から優しく声をかけてみてはいかがでしょうか。お口がスッキリすると、ご本人の気分も明るくなり、ご家族との会話やお食事もより一層楽しくなるはずです。
入れ歯のお悩みは、兵庫県姫路市の「やはた歯科」へご相談ください
もし、ご家族の入れ歯の臭いがどうしても取れなかったり、「痛い」「合わない」とお悩みの場合は、入れ歯・義歯専門治療を行っているやはた歯科へぜひ一度ご相談ください。
やはた歯科では、患者様が生涯にわたって快適な食生活を送れるよう、以下のような体制を整えています。
- 義歯専門技工所との強力な連携 35年の実績を持つ義歯専門技工所と連携。難しい症例では技工士が直接診療に立ち会い、患者様のご要望を直接お伺いしながら、精度の高いオーダーメイドの入れ歯を作製します。
- 汚れや臭いがつきにくい「自費の入れ歯」の豊富な選択肢 保険の入れ歯(プラスチック)は臭いや汚れを吸収しやすい弱点がありますが、当院では超精密義歯「BPSデンチャー」など、汚れがつきにくく、違和感の少ない自費の入れ歯を多数取り扱っています。
- 充実した「歯科衛生士体制」による徹底したメンテナンス 入れ歯を長く快適に使うには、定期的なプロのケアが欠かせません。当院は多数の歯科衛生士が在籍し、予防・メンテナンス専用の診療台を3台確保しています。時間を削ることなく、染め出しや細かな指導を含めた質の高いメンテナンスを提供し、入れ歯だけでなくご自身の残っている歯もしっかりとお守りします。
ご家族のお口の健康と笑顔を取り戻すために、まずはお気軽にご相談ください。

この記事の監修

八幡 智裕(やはた ともひろ)
当院は、平成10年10月、姫路市勝原区や網干区、太子町の患者様が多い歯科医院です。おかげさまで開院当初から、たくさんの患者様にご来院いただいています。「第一に患者様のことを考えた治療を行うこと」を何より大切にしており、患者さんとの相互理解を重要視し、患者様にご満足いただけるよう医院作りに努めています。
所属学会・研修会
日本歯科医師会 会員/兵庫県歯科医師会 会員/姫路歯科医師会 会員/国際歯周内科学研究会 会員/JPDA 有床義歯学会 会員/研修会筒井塾 咬合療法コース/山田先生エンドベーシックコース/大阪SJCDベーシックコース/大阪SJCDレギュラーコース/OSIインプラントセミナー/S.O.R.Gベーシックコース/JACID インプラント100hコース/CALLベーシックセミナー